エンディング−3
シーンプレイヤー:“言霊遣い” 吉永 岬

GM: 数日後――吉永家にて……
GM:  
岬: 「今日はみんなで魔法少女ごっこをやりたいと思いまーすっ」笑顔で
岬: あ〜また始まったよ。みたいな周りの表情・・・
岬: 「ちゃんと全員の分の衣装も用意してあるからね〜〜あ、もちろん歩の分もあるから」
GM: ふたば「ええっと??」 連れてこられたと思ったらこうなっている
岬: (えーっなんでボクまでーっ!)(ふたばちゃんはまだこっちにきたばかりで遊び相手も少ないんだから・・・ね)
岬: 「じゃあこのセリフとポーズを覚えてね〜」子供向けのアニメ絵本を差し出す。
岬: はいっとふたばにも渡す
GM: ふたば「みんなで魔法少女ごっこ……あ、はいっ」 と受け取って
岬: しぶしぶと従う息子。ふたばとアニメと同じポーズをとってセリフを言ったりしている。
GM: ふたば「お姉ちゃんかわいい……」 とあゆむんに
岬: 歩「ボク、お姉ちゃんじゃないよぉ〜」モジモジと
岬: そんなやるとりを娘と2人で眺めている。
GM: ふたば「??」 首を傾げる
岬: 「魔法少女ってのはいつの時代も女の子の憧れであり夢なのよ。それを争い事に使おうだなんて、ひさびさにちょっと腹がたっちゃったかもね」
岬: 「でも人はやがて大きくなるにつれて夢は魔法なんかでは叶わない。自分で叶えなきゃいけないことに気がつくのよ・・・」
岬: 『母さんは今でも魔法とか信じてたりしてないでしょうね・・・』娘が皮肉のように口を挟む。
岬: 「まさかっ。さすがにそれはないわよ〜」少しホッとしたような娘の顔。
岬: 「だってもうあたしには必要ないものだし。子供たちとの幸せな家庭って夢はもう叶っちゃたんだしねー」
GM: ふたば「うん、私、魔法少女じゃなくても大丈夫……きっと大丈夫…!」 魔法少女の格好をしながらそう岬に向かって
岬: 『・・・ったく・・・なんでこういうときは真面目なのよっ・・・』テレ臭そうにそっぽを向く。
岬: 「ほら、ふたばちゃんが呼んでるよ。一緒にやろうって」娘の手を引いて輪に加わる。
GM: ふたば「お友達……また、たくさんつくればいいんだよね……」 3人の輪の中でそう頷く
岬: 「ほらほら、つかちゃん声が小さーい。歩っ、まだテレが抜けてないわよー」
岬: わいわいがやがやといった声の中、(あぁは言ったけど本当はね・・・)
岬: 夢は叶ってもまた新たな夢が生まれることをあたしは知っている。
岬: 今はこの子たちの幸せがあたしの――――
岬: 今日も笑顔で愛をいっぱい振りまく。そんないつもと変わらない日をいつまでも――――