フェイズ:Ending01
シーンプレイヤー:“鋼の魂”アレッサンドロ・ザナルディ
場所・刻:奈々市郊外、12/10-6:00

魔女は堕ち、陽は昇る。
明けない夜はないのだと、朝霧に包まれた陽光が君たちを照らし出す。
だが、君は理解している。
訪れぬ夜もまた、ないのだということを。
――それ故に。
    私たちはまた……明日のために、ただ生きる。

剣姫「あの面接、実際のところやってる意味はあるのか?」

GM: 君たちは、先に歩と統をUGNへと帰し、現場の整理を行っていた。
GM: そこへ、ありふれた学生服を身にまとう少女が一人。手には剣――の、代わりに、白いコンビニ袋が握られていた。
葵: 「コンビニのバイトは社会適合力を養うには一番効率的だもの……ねぇ」 整理の手を止めずに皮肉げに応える
アレッサンドロ: 「朝早くからお疲れ様」
GM: 剣姫「遅い。どれだけ手間取ってるんだ?」 不機嫌そうにして、彼女がずかずかと君たちの下へやってくる
葵: 「あの魔法少女たちが変な消滅の仕方をするから面倒なのよ……」
GM: 剣姫「面接は終わった。合格だそうだ。納得いかない」 むすっとしているのは、どちらかといえば送れたことよりも面接の内容のようで。
アレッサンドロ: 「何を聞かれたのかね」
GM: 剣姫「面接というからそれなりの覚悟でいったが、ザルだ。あれでいいのか? もう少しルールを整えるべきだ」
GM: 剣姫「いつ働けるのかと聞くから、いつでもいいと答えた。やる気は? ときかれたから、不本意ながらあると答えた。終わった」
葵: 「ふふふっ」
GM: 剣姫「笑うところか!」 きぃ、と彼女は唸り、君たちにコンビニ袋を突き出す。
アレッサンドロ: 「私のお墨付きだからな。そうでなければわざわざ彼が直接面接に応対することはない」
アレッサンドロ: だからザルでも構わなかった、と受け取り。
GM: 剣姫「とりあえず、差し入れだ。要るだろう」 中には、暖かい肉まんと謎から揚げとコーヒー二つ。
GM: 剣姫「後なんだ。不味い」 >アレっさん
葵: 「えぇ……ごめんなさい。ありがとう、助かるわ。」 と笑いながら受けとる
アレッサンドロ: 「新商品『からあげ様・敗北の苦渋の味』であるが故にな」(何)
アレッサンドロ: 「臥薪嘗胆という言葉を知っているかね云々」(何)
GM: 剣姫「その内お前に喰わせてやる」 味そのものを
アレッサンドロ: 「口直しに『勝利の美酒の味』を食べるといい。もともとセットで調和させるものだ」(何)
アレッサンドロ: これで売り上げが2倍になるという戦略なのだよ。
GM: 剣姫「そうそう……ズタボロのディアボロスが仰臥していたから、公園の端っこに投げてダンボールを被せておいた」 思い出したように二人へ伝える
GM: 剣姫「我ながら、これはいい仕事だったと言える」
アレッサンドロ: 「そうか」
葵: 「あらあら、その格好なら立派なホームレスになれるわね〜」
GM: うむ、とうれしそうにわらって腕を組む
アレッサンドロ: 今頃「へーっくっしょん!もう朝か、腹減ったな。帰るか」と立ちあがっていることだろう。
GM: 剣姫「あのタフネスは驚嘆に値する。……お前らも、そのうち休め」 それだけ言うと、用事を済ませたとばかりに背中を向けてもどろうとする
アレッサンドロ: 「ちょっと待った」
葵: 「ま、次に彼に会うときは料理してあげましょうかね〜」
GM: 剣姫「何だ。お前、私を呼び止めるのが趣味なのか?」
アレッサンドロ: 「君の名前を聞いていなかったな。私は“スティール・アライブ”アレッサンドロ・ザナルディ。ようこそ、UGN奈々市支部へ」
GM: 剣姫「名前はまだない。好きに呼べ、アレッサンドロ。不本意ながら厄介になる、UGN」
アレッサンドロ: 「以上。では、お疲れさま」
アレッサンドロ: 珍しく、微笑んだ。
GM: 剣姫「判った」 小さく頷き。
GM: 剣姫「何だ。……お前も笑えるんじゃないか」 つまらない、と言いながら笑みを返して……彼女は去っていった。
葵: 「久々に普通に笑ったかしらね、私……ふふ、まだまだ人生捨てたものじゃない、と」 その背中を見送り
アレッサンドロ: 「さて、休憩してからもうひと踏ん張りといこうか、漆原君」
葵: 「えぇ、ここらで私は休ませてもらうわね」
葵: 「――ぼ、僕のマトモな出番はいつになったら……(はいはい、愚痴ってないで片付け片付け)」 うえ〜んと片付けに戻る