フェイズ:Opening01
“鋼の魂”アレッサンドロ・ザナルディ
場所・刻:UGNコンビニ支部、12/2-23:00


例年より早く振り出した雪が、漆黒の闇を照らすように振り、積もる。
これから寒くなるだろう。
空調の効いた室内の窓から見える光景から、そんな未来は容易に伺えた。
シンと軋む冬の夜、君は“貸猫”と対峙する。
厳しい戦いになる。垣間見るその表情から、そんな未来は――容易に。

GM: 樫村「君に頼みたいことがあるんだ。ちょっときいてくれないかな」

GM: 登場ドウゾ
 アレッサンドロ(ダイス):#1d10+49
 アレッサンドロ(ダイス):1d10=(4)=4+49=53
アレッサンドロ: 「ただいま到着した」
GM: 貧相な調度品で整えられた応接室。そのソファに掛け合って、樫村は君と差し向かいに語りかける。
アレッサンドロ: 新製品「からあげ様」の勝利の美酒の味・敗北の苦渋の味の最終調整中に呼び出されて、「またFHであろうが」と思いつつ。
GM: 樫村「ちょっと、見逃せない問題が起こっていてさ。とりあえず――これをみてくれない?」 と、彼は『魔法少女計画』と記載された薄い紙束を差し出す
GM: その中には、『賢者の石を所有した非オーヴァード、ふたば。および、対になる“魔法少女”黒城愛芽』二名の情報が記載されている。
GM: 樫村「君の読みどおり、FH……まあ、ディアボロスだね。彼がその二人を利用して、強力なオーヴァードの生成をたくらんでいたんだ。勿論、解決はしたんだけどね?」
アレッサンドロ: 「この二名は――」先日奈々市支部に加わったルーキーの少女達を思い出す。
GM: 樫村「だけど、ふたば君の賢者の石は相変わらず健在だし、UGNチルドレンに加わってくれた黒城愛芽君も、ちょっとまだピーキーでさ」
GM: 樫村「その状態で、ディアボロスの“魔法少女計画”を拾い上げた別のFHエージェントがいるんだ」 困ったことにね。
アレッサンドロ: 「規格の再利用とは何時から彼奴らは地球にやさしいエコ企業になったのか」むしろエゴ企業だよなー。
GM: 樫村「相手は“営業担当”とも呼ばれる、まあリスク・リターンを計算して動くエージェントだね。多分、ローコストで美味しい思いが出来ると思ったんじゃないかな」
GM: 樫村「その彼が、この奈々市にセルの拠点を作ったらしい。どうも――ふたば君のコピーを量産してるみたいなんだ」
アレッサンドロ: 「……許せぬな」
GM: 樫村「頼みたいのはその件でね。どうだろう、僕は相変わらずだし……君に動いてもらいたいのだけれど」 苦笑の混じる笑みで、どうかな? と、君に伺いの表情を向ける
アレッサンドロ: 彼女の冒涜の次は命の冒涜か。先程味見した苦渋の味が口の中に香った。
アレッサンドロ: 「了解した」
アレッサンドロ: こうしてはおられぬと外に出る準備をする。
GM: 樫村「黒城愛芽君そのものは、あまり動かさないほうがいい。別のUGNチルドレンを君に預けるよ」 と、“朽ちた神器”のプロフィールシートを渡す
GM: 樫村「ただまあ、彼女自身の問題でもある。もし巻き込んでしまったら、彼女にも問題に向かい合わせてあげてくれないかな」
アレッサンドロ: 「了解。ああ、支部長殿。この2つの製品の味見を」(ずずい)
GM: 樫村「……これ、僕がコメント残さないとだめ?」 食べれるの、とばかりに顔をゆがめる
アレッサンドロ: 「食えるものでなければ商品化はせぬよ、支部長殿。大丈夫、問題ない」
GM: 樫村「いつぞや流行ったやり取りだね」 ハハハ。仕方なしに味見を始めるよ
アレッサンドロ: 「それでは。“スティール・アライブ”、“ラスティ・ファクト”と共に行動開始する」
GM: ぎぃ。と悲鳴を上げるソファ。――静かな、開戦の合図。


GM: <シーンエンド>