フェイズ:Ending02
シーンプレイヤー:“不幸せの黒い鳥”墨染 統
場所・刻:奈々市UGN、12/10-9:00

今日まで続いた昨日がある。今日から続く明日がある。
だけど、私たちは“今日”を歩いて進んでいく。
先も未来もどうだっていい。
だから。今、みんなに伝えたい言葉があるんだ。
愛芽・ふたば「―――ただいま」

GM: 君たちは戦闘後、UGNへ直行してふたばの無事を確認すると――睡魔に襲われてコンビニのソファでぶったおれた。
GM: そこまでは覚えていた。人数分はあったから、誰もあぶれなかった。
GM: そして、ようやく休息に満足した体が目覚めると――そこには不思議な光景が広がっていたのだった
GM: 愛芽「あ。あー……おはよう、ございます」 苦笑いを浮かべる彼女は、君たちより先に起きていたようで、ソファに普通に腰掛けている
統: 「――…んー…。あー…おはよう」その声に目を覚まし、声をかける
歩: 「ん〜〜〜お姉ちゃんもうちょっと・・・むにゃむにゃ」
GM: うろうろしていたのはふたばもそうだ。彼女は君たちの分も含めた飲み物をトレイに載せて、テーブルヘとはこんでいる最中だった
GM: 不思議、と思えるのは。その愛芽の膝の上で仰向けになって爆睡している、黒衣の女性の存在だった。
統: 「…んー…どうした?」目をこすりながら上体を起こす
GM: 服はずたぼろ、血だらけ、ドロだらけで髪は乱れたまま――という悲惨な状態で、不機嫌そうな顔をして沈むように寝ている
統: 「……?」目覚めたばかりなのであまり頭が働いていない
歩: 「あれ・・・家じゃない?そういえば昨日は・・・」
GM: 愛芽「あはは……なんで、こうなったんでしょうか」 ひきつった笑みで彼女はわからないと知っていても君たちに聞く
GM: ふたば「『あんたのせいでつかれたわ。そこ、座りなさい。よし』といって、崩れ落ちるように眠られましたね」
GM: 愛芽「遠くへ出張してるって聞いてたのに……無理してもどってきたから寝てなかったのかもしれません。普段10時間ぐらい寝てる方ですから」
歩: 仲良くしてるのをほほえましそうに見てる
統: 「……あれは、誰だ? もしかして…お前の保護者か、愛芽?」少し覚醒してきたらしく
GM: 愛芽「そうです。……あの、黒城瑠璃華お姉さんです」 ほつれた髪を手櫛で直しつつ
統: 「あー…あれがお前の姉さんか。…相当疲れてるな、ありゃ」はは、と苦笑して
GM: 愛芽「あの――歩おね……お兄さん、統お兄さん――ほんとうに、ありがとうございました」 そのままの姿勢でぺこり、と頭を下げる
歩: ボクは苦手なタイプだなぁと思いながらも口にはしない
統: 「ん…あー…気にするな」少し視線を逸らす。CX戦闘で思いっきり暴走してたから…(沈痛)
GM: 愛芽「お二人とも、巻き込んでしまっただけだったのに――ここまで、手をさしのべてくれて」
歩: 「例え巻きこまれたとしても、そこから先に進むか戻るかはボク達の判断だから」
GM: ふたば「わたしもこれで、本当に、普通に生活することができます」
GM: ふたば「お人よしがすぎます」 もう、と、頬を膨らませて、君たちに目覚めのコーヒーを差し出す
GM: 愛芽「なにか、困ったことがあったら、絶対声をかけてください。お姉さんと一緒に、助けに行きますから!」
歩: 「ボクはただキミ達みたいな子が争いに借り出されるのが嫌だっただけだよ」カップを手に取り
統: 「ん、そうだな。吉永の言うとおり、一緒に行ったのは俺たちの意志だ」
歩: そして口につけて、苦っと舌をちょろっと出す
GM: 愛芽「だったら。わたしたちがお二人の手助けをかってにするのも、わたしたちの意思、ですよね!」
統: 「…そうか。それは頼もしいな」今までとは違う、自分の意志がしっかりと感じられる言葉に思わず笑みが溢れる
統: 「そうだな。お前がそう決めたんなら俺は止めないさ。その代わり」
GM: 愛芽「ええ。その代わり」 こく、と頷く
統: 「…一人で何でも抱え込むようなことはもうするなよ?」真剣な声色で言った
GM: 愛芽「はい。――頼りになるお兄さんが、身近に居ますから!」 その言葉に。季節はずれのひまわりが、その部屋に咲いた。
歩: 「そのかわり絶対に無茶はだめだからね」お兄さんぶって
統: 「ん…そうか。なら大丈夫だな!」その言葉と笑顔を見て、愛芽の頭を撫でた
GM: 愛芽「……瑠璃華お姉さんがいるときは、気をつけてくださいね」 うれしそうに微笑みながらも、膝元の彼女をおっかなびっくりチラチラ伺いながら、統に応えた。
歩: 寝ている少女には目のやり場に困りそうで横を向いたり
統: 「はは…そうだな。俺も姉さんいるからわかるよ」少し苦笑して言った
歩: 「うちにもまた遊びにきてもいいからね」
GM: ふたば「はいっ。こんどは、あいかちゃんと一緒に」 >歩
歩: でも魔法少女にされるのは遠慮したいけど・・・と付け加えて
GM: 愛芽「それじゃあ、改めて」
GM: 二人はこほん、と改まって
GM: ふたば「歩お兄さん」
GM: 愛芽「統お兄さん」
GM: 愛芽・ふたば「「―――ただいま」」
歩: 統と目を合わせて・・・頷く・・・
統: 同じように頷いて。
歩: 「おかえりなさい」
統: 「おかえり」
歩: そして何があったわけでもなく笑ってしまう
GM: 二人もまた、釣られるように、うれしそうに笑みを浮かべる
統: くす、とその顔を見て思わず笑った。

GM: 大切な、大切な、かえってきたときのあいさつ。
GM: 別れと対になる、もうひとつの、ことばのきずな。



 Double Cross 3nd -魔法少女の戦い方-
    ――ダブルクロス……それは、癒えた心の、傷跡――