『魔法少女の戦い方』


ある日ある時ある場所で。“非日常”の戦いは繰り広げられている。
それが例え、あまりにあり得ないものだとしても――だ。

「私は……あなたたちを、止めてみせます!」
「お好きに、“起源にして廃棄品”。ゴミでしかない貴方にその力はありません」

一人の魔法少女が、複数の魔法少女と、月下の元に戦いを繰り広げていた。
彼女らはすべて同じ貌。違うとすれば、髪形や瞳の色。あるいは衣装、得物。
総じて、彼女らは魔法少女然とした衣装を纏い、各々が不可思議な得物を手にしている。

「やってみせます! 私は、“日々”を護る者です!」


 Double Cross 3nd -魔法少女の戦い方-」

      ――ダブルクロス……それは、裏切りの傷跡――

GameMaster & Player's

  • [ G M ]月水
  • [PC1]“不幸せの黒い鳥”墨染 統(虹風)
  • [PC2]“鋼の魂”アレッサンドロ・ザナルディ(福坂真央)
  • [PC3]“朽ちた神器”漆原 葵(ちむ)
  • [PC4]“次元の超越者”吉永 歩(hozumi)
  • (以上、敬称略)

Handout


    ◆PC1:“不幸せの黒い鳥”墨染 統
    【シナリオロイス】“キャスター・オブ・オリジン” 黒城 愛芽 推奨感情:□自由/□自由

     満月美しき静寂の夜を切り裂く、一筋の閃光、そして爆発。
     夜のコンビニへパシられていた君の目の前に唐突に作られる小規模のクレーター。
     そのクレーターの中心には、プラムを連想させるような衣装の少女――否。魔法少女が一人。
     彼女は何者かに襲われたのか、衣装は切り刻まれ凍傷や裂傷が多く見られた。無論――再生中だが。
     そして続けざま、君とその魔法少女を囲うようにして、無数の似た装束の少女たちが現れる。
     向けられるは敵意。――君は、何の前触れも無く、戦いの渦中へと巻き込まれた。


    ◆PC2:“鋼の魂”アレッサンドロ・ザナルディ
    【シナリオロイス】“量産型魔法少女” シリーズ・ダブルリーフ 推奨感情:□自由/□憐憫

     UGN支部長は任を同じくする君に頼みたいことがある、と深刻な表情で切り出した。
     魔法少女計画なる存在が裏で再動しており、罪無き命が製造され、救われるべき少女が狙われていると。
     その二つが接触すれば、それら全ては無慈悲にも絶望へ墜ち、世界への脅威が生まれてしまう。
     故に――断固として、彼女と“魔法少女”の接触を阻止し、護りきって欲しい。
     願わくば、彼女たちに救いのあらんことを。


    ◆PC3:“朽ちた神器”漆原 葵
    【推奨PC】UGNより仕事を引き受けられる人物
    【シナリオロイス】“営業担当” 九野 重兵衛  推奨感情:□自由/□憎悪

     君は、“鋼の魂”ことアレッサンドロの指示の元、FHのセルを強襲した。
     その働きにより強襲は成功、内部へと潜入する。
     そこへ広がっていたのは、大量のカプセルと、その中に浮かぶ少女たち。
     眼前には、いかにもサラリーマンというような男が、少女を傍らにして佇んでいた。
     「――ようこそ、“魔法少女”の工房へ」


    ◆PC4:“次元の超越者”吉永 歩
    【シナリオロイス】“キャスターズ・コア” ふたば   推奨感情:□庇護/□自由

     君は、世の裏で駆け巡っている戦いを露知らず――ふたばと共に公園にいた。
     流石に以前のような魔法少女遊びはないにしても、彼女も遊びたい年頃だ。自分は棚に上げておいて。
     だから、たいした危機感も無く君はふたばの護衛役も兼ねて遊びに付き合っていたのだが――
     そこへ現れるディアボロス、春日 恭二。君はあわてて身構え、戦いへと意識を持っていこうとする。
     だが、目の前の男は、とても戦えるような状況に無いほど……ぼろぼろだった。